
私たちの活動への想い
― 臨床のリアルから、人を育てる文化を変える ―

私たちは
医療メンター協会は、現場で悩み、向き合い、乗り越えてきた
医療者の集まりです。
医療の現場では、「患者さんの命を守る」その一心で、日々沢山の判断と対応が求められます。
忙しさ、時間のなさ、人手不足の中で、
理想のケアや、やさしいコミュニケーションを実現することは、簡単ではありません。
私たち医療メンター協会は、現場に身を置きながら、 心理学・コーチング・カウンセリング・メンタリングを実践し、
「臨床で本当に使えるコミュニケーションと教育文化」
を研究・開発・提供している団体です。
それは、臨床に立っていなければ、臨床での悩みは本質的にわからないからです。
机上の理論や、時間に余裕がある職場で通用する内容では、
現場の医療者は救われません。
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終わらない業務
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精神的な負荷
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様々な患者背景への対応
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指導・育成のプレッシャー
こうしたリアルな苦しさの中で、
「人として自分を大切にしながら、他者にも寄り添う方法」
をつくっていく必要があります。
なぜ臨床にこだわるのか


ここからは、個人的な想いとして
■厳しさの奥にあったもの
新人看護師だった頃、私はとても厳しい方に指導を受けました。
仕事はアセスメントのダメ出しから始まり、終業後の1〜3時間に及ぶ説教、翌日まで続く宿題………。
心が折れそうな毎日でしたが、その人は時折、「新人指導」に関する本を持読み、熱心に教育に向き合っていたのを覚えています。
今思えば、その人もまた「良い指導をしたい」「現場を良くしたい」と願っていたのでしょう。
でもその真剣さゆえに、スキル偏重の教育にのまれ、自分自身の感情と向き合う余裕もなく、
理想と現実のはざまで、ずっと苦しんでいたのだと思います。
その方もまた、テクニック教育の犠牲者だったのかもしれません。
一生懸命さが空回りし、孤独になっていたのかもしれません。
だからこそ私は思うのです。
このままではいけない。
「やり方」ではなく「在り方」から育てていく教育が必要だと。
その体験こそが、今の私の原点です。
駅伝が教えてくれたこと
私は大学時代、箱根駅伝を目指す強豪チームで陸上をしていました。
主力にはなれず、2軍として過ごした日々。
目標を失い、心が折れ、自分を見失いかけたこともありました。
そんな時、支えてくれたのは、仲間の存在でした。
一緒にご飯を食べ、話を聞いてくれ、走れない自分を認めてくれた。
その温かさ、結束、優しさは、
10年以上経った今でも私の中で灯り続けています。
「支える」というのは、決して特別なスキルではなく、日々の中で積み重ねられるもの。それは医療の現場でも同じだと、私は信じています。

